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「毒吐く事業所接客事情」精神科病棟収容日誌(9)

収容第8日 2017/6/7

 

1

 

 病院へと来ていた、私の事業所同僚の話を聞いた。彼は私と同じ接客班に所属しており、話からすると、現在はこの班の人員はこうなっているらしい。

  • 最近:(5+1)+2 5=ベテラン、1=大和、2=新人
  • 直近:(5+3)-1 1=大和(=入院中)
  • 現在:(5+3)-(1+2) 2=新人(=潰れ掛け)
  • 結果:ベテラン五人で何とかシフトを回そうとしているとの事

 言われると確かに、同僚の表情は疲れ切って冴えなかった。実にタイミングの悪い時に自分は入院してしまったらしい。一方で、私は事業所に支援される期限が迫っている。内心では「そんなの関係ねぇー!そんなの関係ねぇー!」という叫びも自分の中にあるのだ。

 
2

 

 正直に書くと、事業所に戻って勤務した場合、又もや並行して就職活動も行う事となるので、身体・精神面で同じ事の繰り返しになりそうな気がしてならない。だからそこへと戻りたいとも思っていないのだ。
 反面、専門技能が必要とされる接客班、言い換えると皆に敬遠される接客班がここまでの人員危機に陥っている。状況を考える限り、事業所長から私が無理に連れ戻される可能性は無きにしも非ずか。
 単純に、工賃を上げれば人が集まり、各自のモチベーションも上昇して済む話だと個人的には思うのだが。事業所側としてはそう言った話へと発展は起こらないのだろうか。私も余りの低賃金重労働に泣きたくなる時があったのだ。
 僭越ながらも、「あった」と既に私は過去形で書いている。


3

 

 主治医は「先の事は考えず、今は休みなさい」と言っていたけれども、今朝、病床の私の情報掲示を確認すると、「入院中の課題」欄の内容が替わっていた。内容はこうだ。
「各種ミーティングに参加し、治療に取り組む」
 今ひとつ真意の分からない記載だった。何故ならば、この病院で行われているミーティングは自分の知っている限りだと、

  • アルコール依存
  • ゲーム依存
  • 喫煙依存
  • 薬物依存
  • うつ状態自助

位しか存在しないからだ。現在の私へと関係があると思われるのは、皆無だった。

 

4

 

 では、もし私に合致するミーティングを作るとしたら、どう言った名称が付けられるだろうか。

  • (1)コミュニケーション・ギャップ対策部
  • (2)自信喪失沈没者慰労会
  • (3)就活自殺予防協議隊

 これらが妥当だと考えられるが、如何なるものだろうか。意外と病院側に提案すれば、採用されるかも知れない。更に具体的な内容を書き記してみよう。

  • (1)⇒発達障害者限定の対策の場である。専門家を招いてコミュニケーション・スキルを基礎から叩き込んで生き辛さを緩和する部。
  • (2)⇒全疾患者対応の会。取り敢えず人生に疲れた体験を話し、慰め合う傷の舐め合いから始め、何とか死中に活を求める。
  • (3)⇒障害者で就職活動を行う者へと出席が限定された協議。隊長はうちの事業所長を推薦したい。恐らくはかなり集人力が低く、私のみが参加、と言う事態も在り得る。

 

小話

 

 小学四年生の男子がうちの病棟に移動して来た。大人の中で大変に居心地が悪そうにしている、彼。けれどもよく話を聞くと、彼は自分で望んで入院し、現在その事実を否認しているらしい。つまりは我儘だ。
 私は、そう言うクソガキと関わるのは避けたい。

お題「ここで一句」があり過ぎる文章