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「健常者の振りをした障害者を探せ」精神科病棟収容日誌(8)

収容第7日 2017/6/6

 

1

 

 病棟に収容されて、今日で一週間が経つ。私の病床に備え付けられた患者情報には、主訴について「真っ直ぐ歩けない、疲労感、不眠」とある。そして現在の課題については、「安静と休養」との事。
 これは偏見が溢れる精神科病棟に入院、で無くても別に良いのでは、と思うけれども、主治医はこの世界で最も頼もしい医師だと私は感じているので、不満は特に持たない。

 

2

 

 しかし精神科病院入院、とは大変に敷居が高い行動と言うのも事実だ。流石に自分が如く五回も入院歴があると、感じる事は少なくなって来る。一方で社会から見られた場合は、
「あいつは精神病院帰りだ」
と陰口を叩かれる事が多いのも知っている。その為に入院歴は、特に精神科に関して持ちたくはなかったのが個人的な希望だった。
 前回に入院した時の主訴や課題は、大変に深刻な内容が掲示されていた。

主訴:リストカット、将来への恐怖、自殺企図

課題:薬物による化学療法

 こう言った様相だったと記憶している。

 上記の内容ならば、精神科病院に収容されて、帰還後に周囲から後ろ指を突き付けられても、反論出来る事は自分に何も無い。

 

3

 

 後ろ指を突き付けるのは、健常者と呼ばれる人々が主だろうけれども、私は同じ病室の女性とこう話し合った。

大和「健常者の中でもすっげー変な奴居ますよね。“うわあコイツが精神科行った方が良いんじゃね”的な」
相手「ああ、そうそう!だから社会って怖いのですよね。私もそう言う人を見て良く思います」
大和「やっぱそうですか。健常者の振りして実は超病んでいる、みたいな。私達は精神障害って認められているし、自分から病院に行っているからまだマシな方じゃないですか」
相手「うん。自分から認めるのって凄く嫌だけれども、黙って普通の振りを、他人に迷惑を掛けてまでに続けようとする人よりはずっとマシ」
大和「そう言う奴が居るから、私達までもが変に見られてしまう」
相手「社会はおかしい。厳しい」

 

4

 

 この論は障害者の中のみで通用するのかは不明だ。けれども、「病んでいる」と見做されている当方からしても「うわあコイツやばい」と明らかに認められる自称健常者が確実に存在している。その例としては、自己中心が過ぎたり、他人の気持ちを突き飛ばしたり。
 そう言うのが圧し潰すから、私達が変になるんだよ!
 日本政府よ、一億総精神科受診義務を発令しろ!

 

小話


 そうは言うものの、障害者側が変だと言う事にも間違いは無い。
 入院病棟では週に三回しか風呂に入る機会が与えられず、他の四日は有料でシャワーが浴びられる。そのシャワー代を渋って不衛生なままで過ごす患者が殆どだ。
 シャワー代は一日当たり百円なのに!
 その割に皆はどうして売店で菓子やパンを買い込む!