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作家志望の発達障害/統合失調症者が展開する文章世界!

「転んだ先に杖を探す」精神科病棟収容日誌(1)

収容前日 2017/5/30


1


「私はね、何をやっても駄目やなってよく分かった。だから、退院したら就活はしない。他で輝ける方法を病棟で探して来る」
 発達障害精神障害に加え、傷物の経歴を持つ私。その自分が就労支援事業所にて訓練を一年半に亘って行った末、辿り着いた結論はこうだった。

 2


 「その気になって努力すれば出来ない事は無い」とよく人は言う。本当なのかどうか、私は大変に疑念を持つ。何故ならば、努力を尽くした末に自分の限界を見つけ、結局は「駄目やな」へと自分は収束したから。「駄目やな」は精神を圧し、それは身体にも及び、私は体調を崩した。
 果たして、ここまで努力して可能性へと挑戦する必要性なり、価値はあるのか。私は否と答えたい。
 目指している対象へと一途に向かう姿勢は、とても素晴らしいと思う。けれども、本人が潰れて逆に何もかもへ投げ遣りとなってしまったら。

 

3


 「見切り」と「割り切り」は違う。私は自分の「一般就労」への適性へと「見切り」を付けた。けれども、「他で輝ける方法」を探ろうと「割り切り」も行っている。
 精神科病棟収容生活にて、この二つの主題についての思索と探求を追って行こうと考える現在。
 人生の底辺を彷徨する日々が、始まる。