SPARKILLING

作家志望の発達障害/統合失調症者が展開する文章世界!

実録体験「精神科病棟収容日誌」

「あたしの事/分かってるなんて/よく言えたものね」精神科病棟収容日誌(21)

収容第20日 2017/6/19 1 収容も第二十日目に入る。そろそろ退院なり、今後について向き合わねばならない。とは言っても、退院は初めから当然の結果としてある事だし、今後は事業所を離れてから居住している市内のパート業務を探す事も決めている。しかしそ…

「YouTube欲をYouTube浴にて発散する放蕩」精神科病棟収用日誌(20)

収容第19日(外泊中) 2017/6/18 1 只今の時刻は朝の六時だ。病棟では不可能だったYouTube浴をアパートにて行っている。 YouTube浴、それは「YouTubeを思う存分に楽しみたい!」と言った欲を元に行われる、その動画なり音楽なりをパソコンで流し続ける「ヨク」…

「ネグレクト・アビュース・トキシック・ペアレンツ」精神科病棟収容日誌(19)

収容第18日(外泊中)2017/6/17 1 本日の収容日誌は番外編。それは何故か。今日、明日と外泊を許可されたから。私の一人で暮らしているアパートへと帰る、と言う名目で。その一日目が今日なのだ。 そこで何をするか。洗濯をして干し、収容生活にて不要となっ…

「貢いだけれども後悔は無い」精神科病棟収容日誌(18)

収容第17日 2017/6/16 1 同室の女性全員の四人にて、「悪女」についての話で大いに盛り上がった。これを私達は「悪女子会」と名付けている。今回はその様子をレポートしよう。

「MS-37、全くそこは-惨状だな!」精神科病棟収容日誌(17)

収容第16日 2017/6/15 1 向かいの病床の婆さんは一泊二日でこの病棟から退院してしまった。その代わりに私が中退した高校の卒業生、且つ、学部は違えども大学の先輩だと判明した女性が入院。彼女とは地元が同じと言う事と、メンタルヘルスの話で不健全に意気…

「アンプリファイヤに直射し婆さんの爆音襲来」精神科病棟収容日誌(16)

収容第15日 2017/6/14 1 向かいの病床に婆さんが入って来やがった。 と、何故にこう言った投げ遣り風味の書き方をしているのかと問われそうだが、これには勿論に理由がある。この婆さんが非常なる非常識人物だからだ。

「私を動物に喩えるならば、タニシ」精神科病棟収容日誌(15)

収容第14日 2017/6/13 1 昨夜、病院のカフェテリアにて夕食を食べ終わると、見覚えのある姿を発見。事業所の接客班の先輩が二人、居たのだ。 この二人の男性は大変に私へと良くしてくれ、私自身もそれをとても感謝している。そして心配そうな表情を浮かべた…

「視力・知能・情動検査を独身男子に勧める訳」精神科病棟収容日誌(14)

収容第13日 2017/6/12 1 昨日は梅雨晴れの日曜日だったが、先週に病棟へと来た母親の予言は外れ、父親はここに現れなかった。恐らくの話だけれども、忙しいか疲れているか、若しくは私に対して憤怒しているかの三択だと思う。 個人的には、三つのどれにして…

「勃発!精神科病棟日米対抗・希望絶望論争」精神科病棟収容日誌(13)

収容第12日 2017/6/11 1 様々に考えたのだが、在籍している事業所(=作業所)の所長には、退院後にそこを離れる意向を伝えようと思う。余りの低賃金重労働にモチベーションは限りなくゼロに近付き、何かを私が行う度に、それが良くても悪くてもひとつひとつ…

「モーニング・デイ・トリッパー」精神科病棟収容日誌(12)

収容第11日 2017/6/10 1 今回は身体的な理由にて入院しているのだけれども、やはり自分は精神科に収容されるべき人間だ、と思う瞬間が存在する。 それは、朝五時頃に目が覚め、起床時刻として決められた六時半まで、病床にて寝ながら色々と考える時だ。自分…

「生き別れた弟への宣戦布告、本音版」精神科病棟収容日誌(11)

収容第10日 2017/6/9 1 「自分が高校を中退した途端、昨日まで教室で普通にダベったり遊んだりしていた仲間が、急によそよそしくなった。自分を見掛けると隠れられる様にもなっていた。当方も声を掛けられるのが怖い気がした。友達いなくなっちゃったのが、…

「就労支援事業所でアルバイト?笑わせるな」精神科病棟収容日誌(10)

収容第9日 2017/6/8 1 うちの就労支援事業所に入りたがっている、女の子が居るらしい。 彼女も現在は入院中で、先日からやっと食事が摂られる容態になった、と言う。人伝に私はそう聞いたのだ。 しかし詳細を知ると、私は正直なところ、首を捻らずには居られ…

「毒吐く事業所接客事情」精神科病棟収容日誌(9)

収容第8日 2017/6/7 1 病院へと来ていた、私の事業所同僚の話を聞いた。彼は私と同じ接客班に所属しており、話からすると、現在はこの班の人員はこうなっているらしい。 最近:(5+1)+2 5=ベテラン、1=大和、2=新人 直近:(5+3)-1 1=大和(=入院中) 現在…

「健常者の振りをした障害者を探せ」精神科病棟収容日誌(8)

収容第7日 2017/6/6 1 病棟に収容されて、今日で一週間が経つ。私の病床に備え付けられた患者情報には、主訴について「真っ直ぐ歩けない、疲労感、不眠」とある。そして現在の課題については、「安静と休養」との事。 これは偏見が溢れる精神科病棟に入院、…

「ドライヤーの作動音と人間の奇声は似ている」精神科病棟収容日誌(7)

収容第6日 2017/6/5 1 一昨日から病棟の奥にある救急治療室から謎の奇声が響く。どうやら最近まで私と同じ病棟に入院していた女性が発しているらしい。しかしこれも精神科病棟では当然の事で、自分は大して驚かないし、最早、他の患者が使っているドライヤー…

「キルケゴールを発達障害者が論破する」精神科病棟収容日誌(6)

収容第5日 2017/6/4 1 「大和柚希殿」と名札がある体調管理シートの横の壁には、六枚の折り紙が壁紙の代わりに貼られている。その材質は紙なので、中身が透けて見えるのだけれども、どうやら壁は破損されているらしい。見たところでは何かをぶつけたり汚した…

「出木杉くんと勇者を夢見る村人A 」精神科病棟収容日誌(5)

収容第4日 2017/6/3 1 昨夜、私は不安定状態に陥り、抗精神病薬のリスパダール液剤を頓服として服用した。 その理由は食事の際、偶然に遭った就労支援事業所の後輩からこう報告されたからだ。「私は六月末で事業所を辞める事になりました。一般就労が決まっ…

「精神科病棟小児観察記録」精神科病棟収容日誌(4)

収容第3日 2017/6/2 1 私は休憩が目的とされた入院の為、院内を自由に歩き回る事が許可されている。 その為に食事は病棟では無く、病院内のカフェテリアで、デイケアに所属している人々と共に摂らなければならない。階段を上り下りするだけで目眩が起きて大…

「特別待遇者、蘇生にて応答せよ」精神科病棟収容日誌(3)

収容第2日 2017/6/1 1 回診に来た主治医が言うには「就職の面接や訓練が続き、あなたは想像以上にダメージを食らってしまった」との事。それは現実に自律神経を壊した位なのだから、想像に難くない。

「ピュー!と吹けばフラッシュバック」精神科病棟収容日誌(2)

収容第1日 2017/5/31 1 収容された病棟の全患者数は、十二人。 その中で私を含める三人が、通所していた就労支援事業所のメンバーとの事。つまり四分の一は事業所の絡んだ入院者だ、と言う現実。これは事業所長にとって由々しき事態では無いだろうか。

「転んだ先に杖を探す」精神科病棟収容日誌(1)

収容前日 2017/5/30 1 「私はね、何をやっても駄目やなってよく分かった。だから、退院したら就活はしない。他で輝ける方法を病棟で探して来る」 発達障害と精神障害に加え、傷物の経歴を持つ私。その自分が就労支援事業所にて訓練を一年半に亘って行った末…

「精神科病棟収容に際しての叫び」精神科病棟収容日誌(0)

収容直前 2017/5/31 今から一時間後には、私は精神科病棟収容患者に変わっています。そう思うと人生に嫌気が差しまくって逆に死にたいです。無理に頑張る事に疲れました。頑張る事そのものが無理なのです。無理せずに生きると言う事は幻想だと思いますが、相…