SPARKILLING

作家志望の発達障害/統合失調症者が展開する文章世界!

完結対談「スパーキリング」

後談 「SPARKING+ILL」

電気痙攣療法は、人生を潰す。精神科医は、「大和さんはいつか自殺してしまうのでは無いか」と自分を評した。私は、自分の人生と他者への怒りに、チェインソウを振り回す欲望を持つ。 諦め切られないから、生きている。 いつか、それらを手放せたら幸福だと…

第六談 友人「もっと足掻けよ」―(2)不完全を振り回せ

ーあなたは自分を拾い上げる作業が、人生の課題だとも言っていましたね。 はい。ー他者を自分は救わない、と言っている、そう解釈して良いのですか。 救わない、救えない、救いたくない。自分を放って誰かを救っても、虚しいだけですよ。ー誰かを助けられる…

第六談 友人「もっと足掻けよ」ー(1)可変と不変

ー直近になって、自分は変わったとあなたは発言しましたね。 はい。ーその理由は、自分で分かりますか。 他者の存在の影響ですね。人が信じられないとは、自分で最初に言いましたが。ー他者とは、誰ですか。 友人だったり、自分を見守って下さる人だったり。…

第五談 両親「失う物と得る物」ーだから私は

ーあなたの現在を、聞きたいと思います。 記憶は未だに虫食い状態です。生き地獄も、変わらず継続中。ーそれに終始しますか。 地獄の中で、大学は西南の神学部を四年間で卒業しました。しかも、出る時も学部トップで。ー周りの度肝を抜き続けますね。 いえ、…

第四談 精神科医「こう言っては何だけれども」ー(8)度肝を抜いた裏

ー大学入試は、実際にどうでしたか。 先に福岡大学を受けました。受験した二校を比較すると、入るのはこちらが難しい筈でしたが、自信を持って解答を提出したのも、こちらでした。ー西南学院大学は自信が無かったのですか。 ブランド校でしたから。敷居が高…

第四談 精神科医「こう言っては何だけれども」ー(7)レクイエム・フロム・ノマド

ーそうこうしている間に、入試本番は迫りますよ。 はい。正月が明けてからは一月二日から自習室に自主缶詰状態。元旦の翌朝、からなので、真の正月明けです。ーあなたの学力や、成績の合否ラインは自分で把握していたのですか。 一度、模試を受けた以降は、…

第四談 精神科医「こう言っては何だけれども」ー(6)孤独は本当に孤独か

ー周りの反応はどうでしたか。 幼馴染には報告をしました。「大学入試への切符が手に入ったね」と返って来た事を覚えています。ーその後、予備校や塾には行きましたか。 入っても、辞めてしまいました。やはり何時まで経っても、人が怖いからです。だから、…

第四談 精神科医「こう言っては何だけれども」ー(5)大検修了後、ただの人

ー色々と、一つの表現から意味を取ったのですね。 はい。本当に文学表現は深くて面白い。勉学と読書の賜物です。私の場合は、妄想癖も多少は関係しているでしょう。ー考える事が嫌い、分かり難いものは苦手、と言う人も多く居ますが。 私はそれとは逆方向へ…

第四談 精神科医「こう言っては何だけれども」ー(4)迷信、んで、願望も忘却

ー大学病院での入院時に、デイケアや作業療法はありましたか。 ありました。けれども、自分は殆ど参加をせず。ー何故でしょうか。 大検に向けた勉強に取り掛かっていたからです。ー入院しながら、勉強していたのですか。 病院側には止められました。「具合が…

第四談 精神科医「こう言っては何だけれども」―(3)精神科病棟の屋上と窓の通常

ー大学病院での入院生活は、どうでしたか。 前の病院に比べると、遥かに良かったです。結局は、電気拷問も施行されませんでしたし。ー開放病棟と閉鎖病棟のどちらに入っていたのですか。 閉鎖病棟です。屋上にはそこの患者さん専用の場所が設けてありました…

第四談 精神科医「こう言っては何だけれども」ー(2)天才、チェインソウ、劣性

ー大学病院ですが、ここへの入院は自己決定に因った行動だったのですか。 いいえ。またも親の決定です。後は、医師の判断。ー詳しく話せますか。 その年の四月初旬、母親が黙って私を車に乗せ、大学病院へと連れて行きました。精神科も含まれますが、ここは…

第四談 精神科医「こう言っては何だけれども」ー(1)自分に残されたもの

ー久留米大学病院へ転院するまでに、どう言ったいきさつがあったのでしょう。 先ず、松岡病院を退院しました。見張り付きの死者の収容所、と大差が無い雰囲気を感じて、嫌悪感情が沸騰したので。電気拷問の事はなるべく言わず、肺の状態が良くなったら、即刻…

第三談 私「何故自分は言葉が話せるの」ー(3)扉の下半分が消えた手洗い

ー話は変わりますが、電気治療の肯定的な効果はありましたか。 いいえ、全く。寝台からの拘束が解けると、脚が弱って歩けなくなっていました。更に、高校中退の話も本決まり。災厄しか来ていない。ー歩けなくなっていた状態は、リハビリで対応したのですか。…

第三談 私「何故自分は言葉が話せるの」ー(2)安楽死は精神医療を救うか

ーあなたには、自身を責める気持ちもありますか。 ありましたが、失せました。私は別に好きで病気に罹った訳ではありませんし、出来る努力を尽くした結果として、こうなったのですから。自分を責めるのは変だと思います。ー他人の所為にばかりにも、出来ない…

第三談 私「何故自分は言葉が話せるの」ー(1)二重の金庫と禁錮

ー目が覚めてから直ぐ、両親が来た訳では無いのですね。 はい。自分の事を他人事が如く言いますが、日数を計算すると、服薬してから一週間は意識が無かった様です。それから更に暫くしてから来ましたよ、やっと。ーあなたは父親に怒鳴られて、何を思いました…

第二談 病院「御両親と私共の判断に因りました」ートラウマの上と下を行く

ー比較対象にならない位にあなたは酷いのですか、殺人を犯した少年よりも。 それは、彼の置かれた立場がよく分かるからですね。精神科へ強制入院させられると言う行動で、自己を否定されてしまった。更に、周りはそれを無視していた。罪を犯すエネルギーが少…

第一談 同級生「消えればいいのに」―(4)南条あやとバスジャック犯

ー話は変わりますが、ある日から突然、高校へ行くのをあなたは止めたのですか。 いいえ。不登校状態へ転落する王道を辿りました。保健室登校から始まって、学校が嫌になり、行かなくなって、遂には行けなくなった。ーしかも、当時は既に御両親や弟さんと仲が…

第一談 同級生「消えればいいのに」ー(3)メンタルクリニックの和訳形

ー先に出て来た、精神科には自分から行ったのですか。 いいえ。高校一年生の時に、母親から「病院に行こう」と言われて連れられた先が、精神科でした。ーその時、あなたはどう言った気持ちでしたか。 「来るものが来た」です。やはり私は自他共に認めるゴミ…

第一談 同級生「消えればいいのに」―(2)消えたので探しようがありません

ーあなたにとって、現実は逃げたい対象ですか。 逃げたいからこそ、過去に自殺未遂なり、自傷行為なりを繰り返しています。ーその原因は何でしょう。 私は過去の記憶の大部分が無いので、答えようも無いです。ただ、ある時点から、常に死にたいと思っている…

第一談 同級生「消えればいいのに」ー(1)だけど何も思わない

―あなたは目が虚ろです。 そうでしょうね。人生の半分を生き地獄で過ごしていますから。―もう半分はそうで無いと言う事ですよね。 いいえ、違います。生き地獄とは「生きながら辛い思いをしている」人が言われるべき表現です。私は自分が辛いのかどうか分か…

前談 「SPARK+KILLING」

電気痙攣療法 ECT(electro convulsive therapy) 電気痙攣療法は頭部に電気を流し、人為的に痙攣発作を誘発する治療法である 日本国内ではうつ病、躁うつ病、統合失調症などの精神疾患の治療に用いられている 適応されるのは、各疾患に於いて緊急を要する場合…